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自分がレバレッジ特許翻訳講座のコースを選択したときのことを思い出す
毎日、管理人さんの「レバレッジ特許講座【裏】」に目を通し、業務連絡や面白そうな記事を読むことにしています。
そこで、「【第10期】最近第9期のお申し込みが増えております」の記事内の1文に、「1年コースは無くなります。」とありました。
受講開始前に、自分がどのコースを選択すればいいのか、ものすご~く悩んだことを思い出しました。
1年コースと2年コースを比べれば、もちろん1年コースの方が安いですよね。
期間も短くて済みますし。
1年コースにしても、1年半コースにしても、2年コースにしても、受講料はけっして主婦のお小遣いから簡単に出せるような代物ではありません。
それはどこの翻訳講座でも、同じだと思いますが。
悩んだあげく、「これは主催者に聞いてみるしかない」と、管理人さんにメールで相談してみることに。
自分の状況説明と悩みを織り込んだ長いメールを送りました。
- アラフィフに近いアラフォー
- ほぼフルタイムで働いている
- 小さい子供が2人いる
- 家事もほとんど1人でこなしている
- とある翻訳講座で、コンピュータ関連の分野の初級コースを終了したが、勉強量の少なさに不満を感じたため、別の翻訳講座を模索していたところ、レバレッジ特許翻訳講座を見つけた
- 1年半コースと2年コースのどちらがいいか
- コンピュータ関連の分野の学習と特許翻訳の学習と同時進行するべきか
そうしたら、速攻で「2年です」と、端的かつ明解な答えが返ってきました。
まだ受講前でこの講座のことをよく知らなかった自分は、
「やっぱりね。講座を販売する側にしてみたら、高い受講料のコースを売ったほうがいいよね」
とのいやらしい考えが、頭をよぎったのも事実です。
しかし、このチャンスを逃したらもう後はないと思い、素直に勧められた2年コースを申し込みました。
ちなみに、学習の進め方としては、「まずは特許明細書を読むことに集中すること」とのアドバイスが返ってきました。
もし自分が1年コースを選択していたら…
現在、受講開始から1年半以上経ちましたが、本当に2年コースにしてよかったと心から思います。
もちろん受講期間1年で結果を出して、さっさとプロになって稼げるようになれば、その方が断然いいに決まってます。
しかし、自分の状況では、絶対にムリでした。
もし1年コースを選んでいたら、トライアルを1回も受けることなく卒業していましたね。
受講前は、「1年間必死に勉強すれば、フリーランス翻訳者としてスタートラインに立てるかも」との理想を拭いきれない夢子でしたが、現実はもっと厳しいものでした。
まぁ、講座を受講して半年も経たないうちに、そんな甘い考えは全くの理想でしかありえないことに気づかされましたが。
会社勤めをしながら家事や子育てもこなし、さらに講座の学習に年間1500時間以上費やす生活をしましたが、1年では結果が出せませんでした。
悔しいですが、これが現実です。
1年コースで成功する人は、1日15時間毎日勉強し続けられる人か、地頭がかなりいい人か、すでにかなりの専門知識があるか、すでにプロの翻訳者として稼働したことがある人か、だと思います。
英語(あるいは翻訳で使用する言語)の知識は、ないよりはあった方がいいです。
しっかり原文を理解できる(日本語訳の場合)だけのレベルは、もちろん必要です。
しかし、言語の知識だけあっても、全く意味がありません。
私自身TOEIC950点の持ち主ですが、これまでに数多くのトライアルで不合格通知を受け取りましたし、そう簡単に実ジョブを手に入れることはできませんでした。
凡人には凡人なりの相当な努力(質と量と方向性)が必要不可欠、ということでしょう。
ということで、もし、私と同じような立場で、レバレッジ特許翻訳講座を受講しようかと考えている人がもしいたら、私の経験上、1年コースよりも2年コース、それも管理人さんと直接話す機会が持てるスカイプコンサル付きコースが、断然おススメです。
理想に近づくために、大事なものを切り捨てる勇気を持つ
上記のような多忙な生活を1年以上続けていたところ、頭痛などで悩まされるようになりました。
アラフォー、アラフィフには、体力的にも精神的にも厳しい状況だったのです。
このままでは倒れてしまうかもしれない。
そんな不安が募り、思い切って去年の12月に「退職」を選択しました。
当面の安定収入を犠牲にし、できるだけ早くフリーランス翻訳者になるための時間を手に入れたのです。
それまでずーっと横這いだった(下手をすれば下方だった)成長曲線が、少し上向きカーブになり始めたのは、その後からですね。
会社を辞めて講座の学習に集中し、同時にトライアルを受け始め、この約半年間でたくさんのトライアル不合格と、いくつかのトライアル合格を経験してきました。
そして、講座受講して1年半以上経った今、やっとフリーランス翻訳者として稼働し始めたなという実感が湧いてきています。
「安定稼働」ではなく、スタート地点からちょっと前進したという意味での「稼働」です。
ちゃんと計算していないので確かではありませんが、これまでの講座の学習、トライアル、実ジョブに費やした時間は、4000時間くらいにはなっているのではないでしょうか。
週1回、1クラス2時間程度の翻訳講座に半年程度通って、
「こんなに一生懸命頑張ってるのに、トライアルに受からないなんて、私には翻訳者としての素質がないんじゃないのか?」
と悩んでいる方へ。
その考え自体がおかしい。
「学習時間が足らなさすぎ。その100倍は頑張ろうね」
と教えてあげたいです。
何か大事なものを犠牲にして切り捨てても、あとから自然と戻ってくることがある
受講開始直前に、「コンピュータ関連の分野の学習と特許翻訳の学習と同時進行するべきか」との悩みを管理人さんに打ち明け、その結果、講座の学習に集中することにしました。
ということは、「コンピュータ関連の学習を切り捨てる」選択をしたのです。
しかし面白いことに、現在、産業翻訳、特許翻訳ともに、コンピュータ関連の実ジョブをこなしているんですよね。
切り捨てたはずのものが、今、手元にあるという、不思議な事実。
これまでに努力したことや、心の底からやりたいと望んだことは、自然と戻ってくるようになっているのでしょうか。
ということは、「安定収入」を犠牲にして切り捨てた自分は、のちのち「安定収入」を手に入れられるはず。
また、今は「家族との時間」を犠牲にして翻訳に集中していますが、将来、家族と楽しく過ごせる時間が増やせるようになるはず、ですよね。
私はこのビデオを見て、本当に励まされました。
私と同じように「大事なものを捨てるのが怖い」という方に、ぜひ見てほしいです。
どんなことであれ、理想と現実は、かけ離れている場合がほとんどです。
理想に近づけるように努力できるか、あるいは、あきらめてしまうのか。
どちらを選択するかによって、自分の将来が丸っきり変わってくるのでしょうね。
大事なものを切り捨ててでもプロの翻訳者になる!と決心したみなさん、一緒に頑張っていきましょう!