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日常

自分が フリーランス翻訳者になろうと思った原点は、「移住」にあった

将来、どこに住みたい?

 

最近、講座のビデオセミナーで「移住」の話が頻繁に出てきています。

これだけ講座で移住についての話題になるのは、講座受講生の多くが「フリーランス翻訳者として生計を立てていきたい」と思っているからでしょう。

フリーランス翻訳者になれば、インターネットとコンピュータさえあれば、基本どこでも仕事ができるからです。

いや、実際には、PCやモニタは2台持ちが当たり前だったり、Trados、Memsourceなどの翻訳支援ツール、秀丸などのエディタ、かなりの量の電子ベース&紙ベースの辞書が必要だったり、専門分野の書籍、さらに専門分野を広げるための書籍や勉強道具もないと仕事にならない…などなど、かなりのモノが付随しているわけですが。

それでも、会社がある特定の場所にあって毎日通勤する必要があるサラリーマンや事業主と比べれば、フリーランス翻訳者ならどこでも好きな場所に移れるという身軽さがあります。

自分がフリーランス翻訳者を目指し始めた理由も、やはりここが原点でした。

フリーランス翻訳者を目指し始めたきっかけ in Canada

すでに15年ほど前の話です。

カナダの大学に留学し、卒業後はある会社で働きながら永住権を取得しました。

永住権を取ったものの、本当にカナダで暮らしていけるだけの能力が自分にはあるのか?という疑問が湧いたのです。

答えは、「ない」。

英語はある程度できるけれど、フランス語がほとんどダメ。

その時はモントリオールにいたのですが、モントリオールはフランス語がビジネスレベルで使えないと、まともな就職先はほとんど見つかりません。

大学を出たばかりで、かつフランス語さえまともに話せない人間が、まともな会社で働けるようになるとは到底思えません。

じゃあ、自分には何ができるんだろう?と考えたときに、「翻訳」が頭に浮かびました。

そして、現地で翻訳学校を探したのですが、「この講座を受講すれば、プロの翻訳者になれそうだ!」と思える学校が見つかりません。

あの頃、レバレッジ特許翻訳講座があったらよかったのにな…。

結局一度日本に戻り、日本の翻訳学校でキチンと学ぶことに決めたのです。

翻訳学校に通い出す in Japan

日本で働きながら週1回の翻訳学校に通いました。

残念ながら、その翻訳学校では、まとまなことは何1つ教えていただけませんでしたが。

それどころか、その翻訳クラスの先生が嫌いになった上、初級クラスを落第しました…。

これでは、何しに日本に戻ったのか、よくわかりませんね。

まぁ、少なくとも、英語が使えたため、えり好みしなければ就職先がある、という利点があっただけでも、マシなのでしょうか。

モントリオールでは英語とフランス語が共通語なので、3か国語(日本語を含めて)話せて当たり前

なのに日本では、英語が使えるだけでチヤホヤされるんだな、と当時妙な気分になったのを覚えています。

右往左往する人生に嫌気が差すアラフォー夢子

その約1年後、なぜだか今の主人と結婚することになったため、またカナダに戻り、子どもが2人も生まれます。

そしてまた、ある事情により日本に戻る…という、とても慌ただしい年月を過ごしました。

永住権を取得しようと思ったほどカナダは好きな国ですし、自分が生まれ育った国なので日本も好きです。

どちらの国も好きなのですが、家族で引っ越しを何度もすると相当疲れますし、お金も飛んでいきますし、気分的に落ち着きません。

そんな年月を過ごしてしまったせいで、「ある程度英語はできるけど、大して何の知識も技術も持ってないアラフォー夢子」ができあがってしまいました。

夢子とはいえ、この頃から家族の将来を真剣に考え始め、さすがに「自分もちゃんとした稼ぎを得る必要がある」と焦り始めます。

そして、改めて、フリーランスの翻訳者として生計を立てていくことを目標にしました。

やっと、自分の望んでいる形の翻訳講座に巡り合う

その後も通信講座でいくらかのお金と時間を無駄にし(泣)、レバレッジにたどりついたのが、2017年9月末。

翌月の10月から、早速受講開始しました。

いやぁ、長かった!

カナダで翻訳学校探しを始めてから、15年近く経ってるんですから。

ある意味、よくあきらめなかったな、しつこい性格なんだな、と自分のことながら呆れますね。

今の講座のおかげで実ジョブをいただけるまでに成長し、本当に感謝の気持でいっぱいです。

今はまだ安定稼働とまではいきませんが、どうトライアルを受ければいいのかさえ分からない状態だった受講前と比べれば、かなりの進歩です。

そしてまた、移住の話が本格的に浮上

この調子で進んでいけば、なんとか家族を養っていけるだけの稼ぎを得られるのではないか、と思っていますし、それを目指して頑張っています。

そして、家族のためにまたカナダに移住したい、との話が出てきました。

いや実は、以前からちょくちょくこの話題になっていたのです。

しかし、「今はムリだよねぇ」なんてすぐにあきらめモードに。

この講座の受講が、移住を真剣に考え始めるきっかけとなりました。

「この州の、だいたいここら辺に住みたい」というの候補地は主人と一致しているので、それを目標に主人と2人でしっかり稼いで貯金していきたいです。

数年前までは、アメリカもいいな、なんてことも言っていたんですが、トランプ大統領になってからというものの、絶対に無理、むり、ムリ。

自国民に対し、

If you hate our Country, or if you are not happy here, you can leave!

とツイートした後に、

I don’t have a Racist bone in my body!

と平気で言えちゃうような人なので。

まぁ、トランプ大統領は、どうでもいいです。

“The Apprentice”はけっこう好きで見てたんだけどなぁ…こんな人だったとは…。

なんにしても、移住の前に、ともかく稼ぐ!

そして、「こんな場所で、こんな家に住んで、周りにはこんなものがあって、そこで1日をこうやって過ごすんだ」という明確なビジョンを持つために、定期的にシミュレーションをしていこうと思っています。

「移住を夢見るアラフィフ夢子」で終わらせず、ちゃんと実現するように頑張ります!

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