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子どもと科学実験しよう!つかめる水編

子ども大興奮!つかめる水を作ってみよう

3月初旬から始まったコロナのため自粛。

かれこれ、1か月半以上が続いていますね。

外にも遊びに行けず、刺激もなく退屈そうにしている子どもたちのために、実験キットをいくつか購入しました。

そのうちの1つが、「つかめる水」。

どんなものかというと、こちら。

自分も一緒に遊びましたが、工作・クラフト好きなら、大人も十分に楽しめます。

準備するもの

 

キット内
  1. アルギン酸ナトリウム
  2. 乳酸カルシウム
  3. パレット
  4. スポイト
  5. 計量スプーン
  6. 説明書
その他用意するもの
  1. 空のペットボトル(500ml)2本
  2. ボウルなどの容器2個
  3. レンゲ、または同様の器1個
  4. 網杓子1個
  5. その他、小鉢や水性絵具など、お好みで

作り方

アルギン酸水を作る

  1. ペットボトルにぬるま湯250mlを入れる
  2. アルギン酸の粉を計量スプーンですりきり2杯入れる
  3. フタをシッカリ占めて、溶けるまで振る(10分)
  4. 粉が全部溶けたら空気が抜けて透明になるまでおいておく(説明書では20分程度)

 

これ、カンペキに溶かすのはけっこう大変です。

15分間ひたすらペットボトルを振りましたが、ダマがいくつか残ってしまいました。

その後20分間、放置した後はこんな感じです。

大きな空気は抜けたものの、小さな空気はけっこう残っていますね。

透明ではなく、半透明くらいです。

もっと透明に近づけたいのなら、実験の1~2日前に作っておいたほうがいいかもしれません。

ただ、実験目的であれば、この程度の混ざり程度で十分です。

乳酸カルシウム水を作る

  1. もう1本のペットボトルに水道水400mlを入れて、乳酸カルシウムの粉を計量スプーンすりきり4杯入れる
  2. フタをして軽く振って溶かす

これは簡単に溶けますし、すぐに透明色になります。

最終準備

それぞれのボウルに、カルシウム水全部と、水道水1リットルを入れる

これと、アルギン酸水と、レンゲやパレットなどを用意して準備完了!

早速作ってみよう!

カラフルな粒を作る

  1. パレットに水彩絵具を入れて、アルギン酸水でしっかりと溶く
  2. スポイトでカルシウム水の中に1滴ずつ落とす

網ですくって水道水にくぐらせると、こんな感じになります。

この粒を、さらにアルギン酸水に入れて固めると、こんな感じ。

 

大玉を作る

次に、小鉢にアルギン酸水を多めに入れて、大玉を作ってみます。

息子は、けっこうきれいに大玉を作れて、大喜びしてました。

図工大好きな娘は、大きな水玉を作りました。

失敗したものでも、想像豊かに「ショッピングバッグを作ったよ!」と言ってましたし。

 

また、子どものことなので、訳の分からないものを作って喜んだりします。

この際、なんでもやらせてあげるのがいいと思います。

ただ、遊んでいる間にそこらじゅうが水浸しになりますし、絵具を使うと色がついてしまうかもしれないので、予めプラスチックの敷物など敷いておくことをお勧めします。

どうして水がつかめるようになるの?

アルギン酸ナトリウムは水溶性。

それと乳化カルシウムを合わせて化学反応を起こすことで、乳化カルシウムに触れた部分から不溶性のアルギン酸カルシウム(アルギン酸イオンがカルシウムイオンによって架橋したもの)に変化します。

http://www.asahi-net.or.jp/~NX5H-AKYM/ikura/jinzo_ikura.htm

下の図のように、アルギン酸カルシウムの皮膜に包まれた水(アルギン酸ナトリウム水溶液)のボールができるんですね。

小学生低学年でも安心して遊ばせてあげられる

アルギン酸ナトリウムの原料は、昆布やわかめ。

だから、こんなネバネバなものができるんですね。

乳酸ナトリウムの原料は、トウモロコシや貝がらなど。

間違って口にしても危険なものではありません。

なので、小学生低学年の子でも遊べます。

でも、食べ物として作られているわけではないですし、食べてもまずいと思うので、口に入れないほうがいいかと思います。

我が子たちは「またこれで遊びたい!」と興奮していましたし、まだ粉が余っているので、近いうちにやらせてあげる予定です。

このキットで2、3回遊べると思いますが、もしもっと大人数で遊びたい場合や、巨大な大玉を作りたい場合などは、アルギン酸ナトリウムや乳酸カルシウムを個別に買うことをお勧めします。

食品添加物用の粉を買えば、小さいお子さんが口に入れても大丈夫ですしね。

やっぱり、子どもとの時間を作ってあげるとすごく喜ばれる

在宅で仕事をしているため、子どもと一緒に過ごす時間は長いのですが、一緒に遊んであげられる時間はほどんどありません。

でも、子どもはまだ小学生。

母親と一緒に何かができるというだけで喜びます。

この実験も、2時間くらい費やしましたが、ずっと笑顔で楽しんでくれました。

後片付けしているときも、「また実験やりたいね」と何度も言われ、子どもと過ごす時間の大切さを改めて痛感。

コロナで世界的に大変な時期だからこそ、いただいた仕事をしっかりとこなすことが大事ですし、今後に備えて自分のスキルアップのための学習時間を確保するべきです。

でも、子どもの成長を見守るのも親としての重要な役割。

もう少し、子どもと関わる時間を増やせるようにしようと思い始めました。

他にも実験キットを購入したので、機会を見つけてブログで紹介したいと思います。