今までの中で一番大きな案件を納品&手ごわいチェック案件
翻訳案件を納品
1月前半から抱えていた翻訳案件。
2万ワードを軽く超えるものでした。
いや、みなさんは、もっと大きな案件を依頼されているのかもしれませんね。
5万ワード、10万ワード、また、それ以上のの案件を淡々と、かつ確実にこなせる翻訳者って、本当にすごいと思います。
私もそんな翻訳者になりたいです。
こちらの案件は比較的理解しやすいものだったので、少し早めに納品完了しました。
翻訳作業にも慣れてきて、効率も上がってきたのかな、なんて喜んでいたのもつかの間。
納品直後に、チェック案件をいただいたきました。
チェック案件
そのチェック案件の内容が、かなり手ごわい!
納品した翻訳案件と同じ分野のはずなのに、中身がまったく違うのです。
中華料理店でチャーハンを頼んだのに、出てきたものは、パエリアっぽくって驚いた、みたいな感じでしょうか。
ご飯と具が混ざってるプレートという意味では同じ、野菜やお肉、魚介類などが入っているのも同じ。
けれど、エビは殻付きで丸ごと入っていたり、なぜだかレモンやパセリが添えられていたり。
内容理解に時間がかかるだけでなく、略語があまりにも多くて、案件を読んでいても意味不明になり、急きょExcelで簡易用語集を作成しました。
この案件を読むだけでも丸1日、チェック作業に2日間かかりました。
得意分野であれば、案件読みから、調査、チェック作業、そして納品まで、2日で終えられる程度の分量です。
それを3日間使うということは、「効率が悪い」ということですね。
パートに出るのと、ほとんど変わりありません。
「大した稼ぎにはならんな…」と思いながらも、一生懸命作業をしました。
もちろん、翻訳会社から打診があったときに案件に目を通していたので、難しそうだとはわかっていました。
チェック案件を積極的に引き受ける理由
あえて引き受けた理由は3つ。
- 得意分野の横展開の手がかりにしたかった
- 担当の翻訳者が、どんな訳をするのかを確かめて、自分との差を見たかった
- やはり仕事をもらって、「そんなの、いらない」なんて言える立場じゃなかった
実際のところ、手に入る金額だけでいえば、パートに出ても変わらない程度です。
たぶん、単純作業のパートであれば、そちらのほうが気が楽でしょうね。
しかし、お金をいただきながら知識もつくと考えれば、このチェック案件はとてもありがたいものです。
あ、誤解のないように書いておきますが、「その案件を読めば自然と知識がつく」と言っているのではありません。
お金をいただいている分、責任を持って内容の調査をしたり、用語の確定をしたりするので、その努力の結果として、知識がつく、という意味です。
努力なくして翻訳力はつかないと、この2年間で身をもって経験してきました。
ですので、その努力のきっかけとなり、さらにお金をいただけるこのチェック案件に、感謝すべきですよね。
私には翻訳するのが難しいと感じたこの案件、どんな翻訳が手元に届くのか興味津々でした。
一言で感想をいうと、「大変だっただろうな、お疲れ様でした」です。
全体的にうまく訳してあるのですが、ところどころ「??」と思うような用語をあてていたり、訳抜けがあったり。
明細書とクレームとの間で、表現が微妙に違っていたり、表記ゆれが見つかったり。
「うまいな」と思うところはお手本にさせていただきますし、間違いに関しても「こういうところって見逃しやすいのね」と、今後自分が翻訳する際の注意事項となるので、結局、どの点をとっても無駄ではありません。
この分野の横展開するために自分が足らない知識も見えてきたので、この学習計画も立てようと思っています。
今後、時間配分をどうするのか思案中
難しいのが、仕事、学習、トライアル、そして家庭のバランスですね。
ここ数か月間、学習を始めると仕事が舞い込んでくる、というサイクルが続いていて、なかなか学習に全力投球することができません。
現在、トライアル課題も抱えているので、学習はその後になりそうです。
といいつつ、仕事の依頼があれば、そちらを優先することになると思います。
ブログもなかなか更新ができず、ネタが溜まってくばかり。
やること満載です。
明日から2月。
来月も頑張ります!