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学習

明細書チャレンジ4日目:3.5件終了

やはり日本語が原文の明細書のほうが、訳文よりも読みやすい

本日の明細書読みは、昨日の残りと合わせて3.5件で終了しました。

30~40ページある少し長めの明細書に取りかかろうかとも考えましたが、1件読み切るのにかなりの時間と集中力を要するので、もう少し時間に余裕がある日にチャレンジします。

上記4件中3件は、ウシオ電機の明細書で原文が日本語、そして最後の1件はASML社の明細書で訳文です。

やはり、もともと日本語の文章は読みやすいですね。

ASML社の明細書を読んでいると、訳文だなとわかります。

明細書内で引っかかった表現

今日読んでいて「あれ?」と引っかかったのが、これらの表現方法です。

❝結像ビームが基板に対して移動するとき、例えば、基板それ自体で生じるように、温度プロファイル(輪郭)が変わると、これは特に困難な問題となる。❞

❝特に光学系それ自身内で放熱が生じるような場合には、こうした影響を完全に解消するのは難しい。❞

「基板それ自体で」や、「光学系それ自身内で」という表現、日本語ではあまり見かけない気がするのですが、特許ならおかしくないのでしょうか。

これまで読んできた特許の中では、このような言い回しがされていなかったので、違和感を覚えました。

また、「これは…問題となる」の「これ」や、「こうした影響を」の「こうした」が何を指しているのかが明確にされていないため、日本語で読んでいるにもかかわらず、何が書いてあるのか100%の理解に至りませんでした。

下記の文章も、もしこの明細書の原文が日本語であったなら、別の言い回りがされていたのでは、と思います。

❝これらの温度変化は強い空間依存による寄与を含む。❞

「寄与を含む」をGoogleで検索してみたところ、557件ありました。

「放射伝熱の寄与を含むように修正した。」などの言い回しを見つけたので、上記の表現もおかしくないのかもしれません。

でも、何だかしっくりこないんですよね。

日本語力と翻訳

私の日本語力のなさ、また知識のなさが原因なのかもしれませんが、訳文の読解は難しいと感じました。

まるで日本語の明細書を読んでいるような気分になる訳文が書けるようになれたらすごいですし、自分も少しでも近づけるように努力していくつもりです。

「まるで日本語のような訳文」ができて当たり前な分野の文芸翻訳は、かなり日本語を磨く必要があって大変そうですね。

以前は文芸翻訳にも興味がありましたが、今は特許翻訳で上位に入ることが目標です。

ということで、明日も明細書を読んでいきます。

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