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まだまだ続く酸化還元
岡野の化学第8講「電池・電気分解」に突入しました。得意としたい分野に深く関わっているので、時間はかかるかもしれませんが、しっかり理解しながら進めていくつもりです。
ただ、ふとしたことで酸化還元が混乱してしまう。すぐに参照できるようにと、机の前に貼ってある覚書が、どんどん増えていきます。岡野の化学が終わるころには、この覚書がなくてもすぐに酸化か還元かが分かるくらいまで、頭の中にこの概念を定着させられればと思っています。
上記写真で見えているのは、酸化還元関連、周期表、イオンの価数の一覧表などですが、実際はそれ以外にも壁にたくさん張り付けてあります。あまりにも雑然としているので、恥ずかしくてブログには載せられませんが…。
酸化
酸素を得る
水素を失う
電子を失う
還元剤(自身は酸化されて、相手を還元する)
化学式では、右辺にe-がある
(右辺にe-があれば、左辺の物質は酸化される)
酸化数が増加する
電池では負極
例)Zn → Zn2+ + e- (ボルタ電池、ダニエル電池)
還元
酸素を失う
水素を得る
電子を得る
酸化剤(自身は還元されて、相手を酸化する)
化学式では、左辺にe-がある
(左辺にe-があれば、左辺の物質は還元される)
酸化数が減少する
電池では正極
例)2H+ + 2e- → H2↑(ボルタ電池)
Cu2+ + e- → Cu(ダニエル電池)
本日の新聞で、「半導体の材料の結晶に暗室で圧力をかけると、明るい場所より壊れにくくなる性質を、名古屋大大学院工学研究科の松永克志教授らの研究グループが発見した」との記事を見つけました。
研究グループは半導体の主要材料である「硫化亜鉛」の結晶を実験に使用し、高さ7.5㎜の結晶の上から圧力を加えると、明るい場所では粉々に割れたが、暗室では高さが4㎜になったものの、壊れなかったそうです。
縮んだ結晶の内部を電子顕微鏡で分析したところ、原子が移動したことを示す多数のしわができていることを確認したため、結晶は、光が当たっていない場合は金属のような柔軟性を持っていると推測。光が当たることで内部の電子が増え、原子の身動きが取りにくくなるため、硬くてもろい性質になっていると結論づけたとのことです。
結晶の壊れにくさ(壊れやすさ)が明るさによるとは、驚きですね。
硫化亜鉛(Wikipediaより)
組成式 ZnS で表される共有結合性の化合物で、白または黄色の粉末または結晶である。普通はより安定な立方晶系型として存在し、これは閃亜鉛鉱として産出する。六方晶系型は合成によって得られるが、ウルツ鉱としても天然に存在する。閃亜鉛鉱とウルツ鉱はそれぞれ固有の大きなバンドギャップを持つ半導体である。300 ケルビンにおけるバンドギャップの値は、ウルツ鉱が3.91電子ボルト、閃亜鉛鉱が3.54電子ボルトである。
硫化亜鉛(ZnS)型構造
今日の一言
Give me six hours to chop down a tree, and I will spend the first four hours sharpening the axe.
(Abraham Lincoln)