お金をいただいて仕事をするなら、それなりの誠意と姿勢と知識を相手に提示するべきなのでは?
ちょっと、つぶやきたい気分なので、ここでつぶやきます。
つぶやくなら、Twitterにしろ、と自分でツッコミたいところですが。
それは、まぁ、おいといて。
先ほど、ある文章を目にして、「それはどうなのかな」とちょっと反感を持ってしまいました。
その文章の要約としては、
「マニュアルとかホームページなら、専門知識はさほど必要ない」
です。
…。
そんな考えで翻訳(仕事)したら、お客様のために(あるいはお客様を獲得するために)、時間とお金と頭、その他諸々を使って、一生懸命マニュアルやホームページを作成した会社に対し、ものすごく失礼なんじゃないかな、と私は思うのですが。
というか、マニュアルの翻訳に携わったことがありますが、「特許翻訳やIT翻訳と比べると楽チン♪」だなんて、まったく思いもしませんでした。
ホームページだって、いろんなタイプのものがありますよね。
昔、航空関連の会社で働いていたときに、ホームページやパンフレット、広報などの翻訳に携わりましたが、全然簡単じゃありませんでしたよ。
また、別の例として、私が愛用していたニコンのホームページ。
これ、簡単に翻訳できますかね?
平易な言葉で書いてあるからって、翻訳が簡単とは限りません。
平易な言葉で書いてあるからこそ、翻訳が難しいことだって多いにあります。
上記のようなうたい文句につられて、「マニュアルやホームページの翻訳なら専門知識がそんなにいらないんだ。じゃあ、マニュアルかホームページを専門で翻訳しよっかな」なんて言われたら、「うちの会社をなめてんのか」と、翻訳を頼む側は激怒すると思います。
少なくとも、私が会社経営をし、ホームページやマニュアルを作って誰かに翻訳を頼もうと思ったら、その分野の専門とする人物にお願いするはずです。
結局、自分の言いたいことは、
どんな案件であれ、「大して専門知識はいらない」という姿勢で仕事をしては、お金を払ってくださる相手に対し、ものすごく失礼じゃないか
です。
ということで、本日のつぶやきでした。