表現を「まねぶ」
増幅回路の学習中です。
増幅回路の中でも短めの明細書である、「電力増幅回路(JPA_2018142833)」を使用しました。
特許翻訳の表現に慣れるためにも、明細書の図を拡大コピーし、その中に明細書の表現をどんどん書き込みしていった結果が、下記の写真です。
書き込んでいくことで、普段なら読み飛ばしてしまいそうな細かい表現も意識できました。
書き込んでいて腹にストンと落ちない箇所、新しい知識に関しては、ノートに補充。
じっくりと時間をかけることで、理解度が増した気がします。
そして、請求項はXmind Proにまとめました。
まとめ方がビデオセミナー内で指導いただいたものとは少し違いますが、自分がわかっていればいいかと思い、そのままにしてあります。
この明細書の請求項は結構わかりやすかったため、Xmind Proにまとめるのも難しくありませんでした。
英語の明細書もこれくらいわかりやすければ、係り受けなど間違えずに翻訳できるんですけどね。
今後の課題:インピーダンスの理解
今回の明細書の中で1つ、いまいち理解に欠けたのがこちらの項。
【0031】
図1に戻り、入力端子から見たバイアス回路110A側のインピーダンスについて説明する。例えば、特許文献1に開示されるように、トランジスタQ3及び抵抗素子R2を備えない構成においては、キャパシタC2の影響により入力端子とトランジスタQ1のインピーダンスの不整合が生じ、電力付加効率の低下や電力利得の低下を招き得る。また、例えば電力増幅回路が2段の増幅器から構成され、トランジスタQ1が後段の増幅器である場合は、段間のインピーダンスの不整合が生じ得る。一方、電力増幅回路100Aにおいては、入力端子から見たキャパシタC2の先に、トランジスタQ3のベース及び抵抗素子R2が接続される。ここで、トランジスタのベースは一般的にインピーダンスが比較的高い。従って、電力増幅回路100Aでは、特許文献1に開示される構成に比べて、入力端子から見たキャパシタC1側のインピーダンスに対するキャパシタC2側のインピーダンスが高くなる。これにより、キャパシタC2が増幅器と当該増幅器の前段の回路とのインピーダンス整合に与える影響を抑制することができる。すなわち、電力増幅回路100Aは、増幅器と前段の回路のインピーダンスを整合しつつ、電力利得の線形性を向上させることができる。
これは、どの素子をどう使ったら(あるいはどう組み合わせたら)インピーダンスの不整合が生じ、その結果どんな問題が起こるか、という知識がないからだと思います。
インピーダンスの整合、奥が深いですね。
これは、他の明細書とも絡めながら、理解を深めていくつもりです。
ゴールデンウィーク中は、自分の時間が減ることを痛感
子ども、主人とともに、丸々10日間一緒に過ごすゴールデンウィーク。
家族は好きですが、学習する者にとっては、やはり自由に使える時間がほしい。
子どもたちはまだ小学生なので、ゴールデンウィークにどこかに連れて行かないと文句タラタラ、家ずっとにいてもケンカばかりでうるさいですし。
学校が始まったら始まったで、学校行事が待っていますし、母親業は年中無休ですね。
フルタイムで働きながら、家事や子育てもこなし、さらに翻訳者になるための学習をされているお母さま方、本当に大変だと思います。
しかし、あきらめずに頑張っていきましょう!