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納豆のネバネバ→ポリマー→化粧品→アートネイチャー
岡野の化学の学習が少しスランプ気味。なのでちょっと気分転換に、ふと思いついたお題「納豆」を、現在学習中のポリマーに絡めて調べてみました。
納豆のネバネバは、納豆菌がたんぱく質を分解してできたグルタミン酸(さん)と、糖(とう)の一種であるフラクタンという物質からできています。
「グルタミン酸」の上に位置する「カルボキシル基(-COOH)」と、アミノ酸の基本構造である「アミノ基(-NH2)」が、脱水縮合という結合によって 10万個くらいつながった構造になったものが、「ポリグルタミン酸」と呼ばれているそうです。
このポリグルタミン酸は非常に分解されにくく、胃壁を守ったり、腸管で老廃物など体にとっては毒素といえるものの排泄を促進したりしてくれるそうです。
また別の長所として、保湿効果が高いことが挙げられます。肌の機能を正常化することも期待されているとのこと。だから、セッケンや乳液、保湿ローションなどの成分として使われているんですね。
せっかくなので「ポリグルタミン酸x化粧品」で何か特許を見つけられないかと思い検索してみたら…ありました。
- 出願人:株式会社アートネーチャーが出願人
- 発明の名称:頭皮・頭髪用化粧料
- 公開番号:特開2015-30670(P2015-30670A)
【要約】
【課題】頭髪に適用した時に手触りがよく、毛髪のツヤ感に優れ、頭皮への弾力感や保湿感の付与効果もある頭皮・頭髪用化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)松樹皮抽出物及び(B)ポリグルタミン酸塩を含有する、頭皮・頭髪用化粧料により解決される。また(C)シロキクラゲ多糖類及び(D)海藻抽出物から選ばれる1種以上を含有することが好ましく、(C)シロキクラゲ多糖類及び(D)海藻抽出物の両方を含有することがさらに好ましい。
【発明の効果】
ポリグルタミン酸塩と併用したときの毛髪のツヤ感、滑らかさ、頭皮への弾力感や保湿感の付与効果が高められる。また、血流改善作用により、毛乳頭細胞の増殖作用や育毛を促進する作用も期待できる。
毛髪にツヤ感・保湿感を出すために使われるだけでなく、育毛促進作用も期待されているなんて、納豆のネバネバパワーはすごい!
これからは、納豆を食べるだけでなく、化粧水などで保湿して、身体の内外両方からきれいにしていくといいかもしれませんね。
参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8
http://www.takanofoods.co.jp/fun/study/natto.shtml
http://blog.livedoor.jp/biopro/archives/50516026.html