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学習記録

学習記録(03/01/2018)

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・TC0041_岡野の化学(41)
・TC0042_岡野の化学(42)

読書

・よくわかる最新半導体の基本と仕組み P254-P260
・よくわかる最新半導体リソグラフィの基本と仕組み P10-P18

つながっていく知識は面白い

本日、ベンジルアルコールの酸化反応について学習しました。

Benzyl_Alcohol_Metabolism_Scheme トルエンの酸化反応.jpg

このAlcohol Dehydrogenaseですが、2月15日のブログで手書きの説明を掲載していました。上記日本語の反応式内に書かれている「CYP2E1」とは、酵素の1種のようです。

アルコールは、このCYP2E1とADH(酵素の1種)によって、毒性のあるアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって、無毒な酢酸に分解されます。

お酒を飲めば飲むほどCYP2E1が増加するそうで、もともとお酒をあまり飲めなかった人が“修業”を積んでいくことで次第に飲めるようになるのは、CYP2E1が増えていくからだそうです。

しかし、このCYP2E1には前がん物質をがん物質に変える働きがるため、酒を飲めば飲むほどがんになるリスクが高まるとのこと。「酵素=身体にいいもの」と思い込んでいたので、酵素全てが万能というわけではないと知り、驚きました。

関連の英語の記事(アメリカ国立衛生研究所による“Overview: How Is Alcohol Metabolized by the Body?”)も見つけたので、こちらも覚書として残しておきます。

Oxidative Pathways (CYP2E1)OXIDATIVE PATHWAYS

CYP2E1
Cytochrome P450 2E1 (abbreviated CYP2E1, EC 1.14.13.n7) is a member of the cytochrome P450 mixed-function oxidase system, which is involved in the metabolism of xenobiotics in the body.

この記事内に、酸化ストレス( Oxidative stress)についての説明があります。

酸化ストレスとは、過剰に発生した活性酸素により細胞が傷ついている状態を意味する言葉で、「カラダがサビる」現象です。

この記事の一部として、この酸化ストレスが原因で、どのように組織傷害が起こるのか、また胎児の成長にどのような影響が及ぼされるか(妊婦の飲酒)など、化学的な視点で書かれています。

酸化ストレスの原因は飲酒だけでなく、過度の運動や運動不足、偏った食事、喫煙などの不健康な生活習慣などが挙げられるので、日頃からいろいろなことに気を付ける必要がありそうですね。

アロマ絡みですが、精油ローズマリーには抗酸化作用があると聞きました。そこで、特許・実用新案テキスト検索「ローズマリー、抗酸化」で検索してみたら…ありました!その中でも、ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーの特許が面白そうだったので、明細書を印刷しておき、通勤中に読んでみようと思います。

【公開番号】特開2014-217388(P2014-217388A)
【公開日】平成26年11月20日(2014.11.20)
【発明の名称】化粧品スキンケア製剤における抗酸化効果のための作用物質を同定及び評価するための転写プロファイリング及びバイオマーカーに基づく方法

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